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3.船橋の霊園、パワースポット?

3.船橋の霊園、パワースポット?

とても不思議なことなのですが、霊園探しの旅を始めてから、母も私も妙に元気。
父を亡くしてまだ日も浅く、悲しさと喪失感がまだある中、巡るほどに不思議と癒されていく・・・。
パワースポット?

それはどうかわかりませんが、
まず、ムードが明るい。輝いてまぶしいところもあるほど。
そこに色々な個性や特色が打ち出されていて、アミューズメント性が高いんです。
デザイナー作品とか、手紙を書く建物とか、ステンドグラスにバラに噴水・・・。

(左から:船橋昭和浄苑釈迦寺小室大納骨堂八千代ふれあいパーク

そして人もいい!
遺族への心遣いやサービス精神に溢れている!
親しみやすい管理人さん、上品なコンシェルジュ、お話上手なお坊さん登場もあり、バラエティーにも富んでいます。

競合霊園がひしめく船橋。
各園は切磋琢磨され、個性や工夫やホスピタリティがどんどん磨かれているのでしょう。
そのパワーアップ振りが、訪問者に癒しと元気を与えているのかも知れません。

・・・と、母に言ったら、
「だから、船橋の霊園はパワースポットってことじゃない。」ですって!

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4.お墓が賞!

4.お墓が賞!

アカデミー賞、グラミー賞、レコード大賞、ベストドレッサー賞など、世の中の有名な賞は、アーチストとかスターが取るイメージばかりでした。そんな有名な賞をお墓が取ったと知って本当にビックリ!

そのお墓が「&(安堵)」。最初に巡った船橋昭和浄苑の二人用の永代供養墓です。

2016年度「朝日広告賞」受賞!!!凄いことですよ、かなり。
広告業界において、いえいえ世の中全般において非常に権威ある賞として知っていましたもの。
なんでも永代供養墓で日本初とか。

WEB上でもたくさん取り上げられていて、一部ご紹介。

日本初!“永代供養墓”が朝日広告賞『不動産・金融部門賞』を受賞  間柄を問わず二人で入れるお墓の広告が権威ある賞を獲得

2016年度 第65回 朝日広告賞 入賞作品一覧

母に話したら、
「凄いねぇ、今時のお墓は。やっぱり授賞式は、ドレス着てステージでトロフィー貰うのかしら・・・。」
私同様、ハリウッドスターをイメージ(笑)。親子ですね!

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5.グッドデザイン・ベスト100、さらに!

5.グッドデザイン・ベスト100、さらに!

六本木・東京ミッドタウンにやって参りました。

デザイン・ハブにて開催中の「私の選んだ一品 -2017年度グッドデザイン賞審査委員セレクション」を目指して。

話題の「グッドデザイン賞」受賞のベスト100作品の中から、さらに審査委員82人が「個人的なお気に入り」として選んだ作品が展示されているとのこと。中へ進んでいきます。

スタイリッシュな展示空間が広がっています。

目指す作品は、・・・あそこかな?

ありました!

船橋昭和浄苑のふたり用永代供養墓「&(安堵)」です。
お墓が2017年度グッドデザイン賞を受賞、それもベスト100.これ自体が稀有で快挙である上に、審査員お歴々の個人的なお気に入りにまでエントリーされたとは!
まさに常識を超えたお墓です。

「&(安堵)」の台座に、お気に入りに支持した審査員とコメントが掲示されていました。
他作品は1名ばかりでしたが、こちらは倍の2名。
しかも、両者とも海外の方ですね。インターナショナル!


Andrew Pang (プロダクトデザイナー)

墓地を美しい場所にする非常にユニークなコンセプト。
カップルの遺灰を一緒にするコンセプトもとても思慮に富んでいる。かたちは非常にクリーンでシンプル。悲しみにいる人は、抱きしめることもできる。集合することで、墓地に素晴らしい環境を創り、そして墓地をより終着地らしくしている

Huiming Tong (インダストリアルデザイナー)
愛する人の魂を聖なる石柱に留める。
最小限のデザイン言語で、墓と石碑をたくみに融合させ、家族が簡単に抱きかかえたり触れることができる白い大理石柱の棺が創られている。

コメントを読み、なるほど確かに・・・。
特に「聖なる石柱」という表現にはグッと来ました。
さすがデザイナー、言葉のデザインも素晴らしいですね。

この聖なる石柱「&(安堵)」。
卓越したデザイン作品群の中にあってなお、存在感を放っていました。
どうですか、クールで聖なる佇まいは!

パンフレットもクール。「聖なる石柱」は、ここでも目を引きます。

さて、見終っての感想です。
実際は昭和浄苑の緑の中にある「&(安堵)」ですが、都会的なスタイリッシュな空間にもピタッとはまりますね!
ミッドタウンに映えます。

海を越えて、審査員の感性に響いたその魅力。
よくわかりました。
母も一品展に行かせようっと!

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6.もはやカフェ! 

6.もはやカフェ!

会社の同僚に画像を見せて、クイズを出しました。

Q1:ここはどこ?

同僚:「会員制リゾートホテルのセルフ式カフェ。●野リゾートとかの・・・。」


Q2:コーヒーが飲めるこの建物は、どんな施設の中にある?


同僚「大きな公園、あっ、ゴルフ場?」

そこでアンサー「両方とも霊園でした」。
同僚「えーっ、墓地の中?! おしゃれに進化じゃない、どこの霊園?」

Q1の場所は、船橋昭和浄苑の休憩所でもある「手紙処」です。

Q2の場所は、八千代ふれあいパークの休憩所です。

同僚曰く「霊園の休憩所じゃないね、もはやカフェ!」
彼女、カフェ巡りが趣味なんですが、ドライブがてらに両霊園へ行ってみるとのことでした。

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7.抱きしめるお墓

7.抱きしめるお墓

母とのお墓探しの旅で、フラット型、ボックス型、パネル型等々、お墓の形状は様々なものを見て参りました。

(左から、八千代ふれあいパーク釈迦寺小室大納骨堂船橋中央メモリアルパーク

それぞれ創意工夫や各霊園のセンスが伺えました。
その中にあって、抜群にユニークなお墓がこちら、抱きしめられるお墓 船橋昭和浄苑の「&(安堵)」でした。

「故人を想って抱きしめられるように」と、「身体性あるお墓」として作られたそうです。大理石で作られた円筒型で、その高さは、ちょうど小学校1年生の子供ぐらいかなぁ。まるで「人」が立っているみたいです。石の触り心地が、温もりあるザラ感で、肌を感じさせるような・・・。つまり、通常の墓石の様にツルツル冷たい感じではないのです。

実際に、抱きしめてみました(まだ誰も入っていないものを)。
何と言うか、どこか「人」の様な、抱きしめると何か想いがふつふつと湧いてくるような感じがしました。

「&(安堵)」は二人用のお墓ということで、とても納得。
残された相方が、亡くなった相手を抱きしめて感じられると・・・。
身体性もあるけど、情緒性もあるお墓だなと思いました。

母にしては珍しく、照れて見ているだけでしたが、きっと私が居なければ抱きついたのかも知れません。

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8.脳トレな仏教人生大学  

8.脳トレな仏教人生大学

船橋昭和浄苑を巡った縁で知った仏教人生大学に、ついに母がデビューすると言うので、付き添って来ました。
>>関連記事「続・銀座で粋な墓参り!

最寄駅は、地下鉄・東銀座駅。
改札を出ると、そこはGINZA KABUKIZA地下2階「木挽町広場」。
歌舞伎&和テイストのグッズやスイーツのショップが立ち並び、気分高揚!
外国からの観光客も多くいました。

「あ、かんざし売ってる! 後で買おうかな。」「いつ使うのよ。」
など会話をしながらエスカレーターに乗ると、歌舞伎稲荷神社の所に出ました。
ここを曲がって歌舞伎座沿いの石畳を歩いて行きます。

ズズズイーッと歩き・・・といっても、わずか数十秒。膝痛持ちの母でも問題なく歩く距離。

分厚いサンドイッチで有名な「喫茶アメリカン」出現。このビル、このビル。
エレベーターに乗って3階へ・・・。

着きましたよ。しっかりお勉強してね、お母さん!

入ると、書込み・持ち帰り用テキストが配られました。
仏教の辞典らしき本がテーブルに人数分配置され、自由に使えるようになっていました。
事前に「辞書ぐらい持ったら?」「平気だってば」と軽く揉めていたので、
母ったら嬉しそうに「ほらね、手ぶらで正解!」。
講座テーマは「二河白道の譬え(にがびゃくどうのたとえ)。絵も有名な法話らしいです。

講師は、手紙寺なる證大寺住職。
これまた母が嬉しそうに「あら、若いじゃない!住職って言うから『おじいさん』だと思ってたの」。
ご住職の講座は、冗談を交えながら、楽しくエネルギッシュ!
仏教に親しみが沸きます。

参加の方々とても熱心で、最後に質問の手が上がること、上がること。
質問って、本当に学んでないと出来ませんよね。すごい!

そして終了。
「火宅」って小説のタイトルで目にしていましたが、実は仏教語だったんですね。
こうした仏教由来の言葉の説話法話が聞け、仏教辞典を開きながら読み解く作業など、「頭を使う面白さ」たっぷりの仏教講座。
脳トレですよ!
母の通う気満々な様子に、「これで、ボケないな」とほくそ笑んでしまいました。

さて、デビューの後はお腹がすきました。
実はこの辺、味な店だらけ。書ききれないので次の記事に!

 

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9.味な店in仏教人生大学&手紙寺界隈

9.味な店in仏教人生大学&手紙寺界隈

東銀座の仏教人生大学船橋昭和浄苑に通じる手紙参りの手紙寺でもあります。

最寄駅「東銀座」から仏教人生大学・手紙寺へ至るわずか100メートル足らずの道筋。
歌舞伎座の道を挟んだ対面に、味なお店が軒を連ねていまして、一部ご紹介。

まず、「銀座やまう」お漬物の老舗。
2階は直営の甘味処で、「クリームあんみつとお漬物」といった組み合わせが堪能できます。
口が甘くなったらお漬物、塩辛くなったら甘味・・・と、ループが止まりません。
脳トレ的な仏教講座の後、脳を休めるのによさそうです。

次に、稲荷寿司の有名店「銀座白金や(ぷらちなや)」
歌舞伎役者が化粧のまま、楽屋でさっと食べられる一口サイズ。個性的なお稲荷さん勢ぞろい。
今度、手紙参りの時にお持ち帰りして、白ワインに併せて、・・・書いた手紙を思い出しながら。

そして、1955年創業のシチュー専門店「銀之塔」別館です。
熱々グツグツのブラウンシチューを白いご飯で戴く、ほっこり和様折衷もいいなぁ・・・。
ちょっとお高いけど、老舗の価値ここに有り。

比較的新し系の「銀座イマカツ」。
話題の一品が「ささみかつ」。ソースではなく、塩で頂くのがステキ♪
かつの概念を超えた軽さです。ビールに合うんです!

この道のエンドが、だんだん麺の「はしご」。
濃厚な担担麺が攻勢をかける今、あっさり系になるかな、ここの担担麺は・・・。
長年のファンが多いお店です。
仏教人生大学の講座開始前のランチにいいかも。

加えて、この画像の左上に看板が映っている2階の喫茶「樹の花」は、かのジョン・レノンが常連だったという名店。温かみと落ち着きある素敵な空間。居るだけで「心」の栄養補給になります。

さて、どこで食べようかな・・・。
次の記事で、このポイントから反対側のお店をご紹介します。

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10.続・味な店in仏教人生大学&手紙寺界隈

10.続・味な店in仏教人生大学&手紙寺界隈

手紙寺仏教人生大学があるブロックの対角線側から行きます。
角にあるのが、「五代目 花山うどん」
こちらの名物が超幅広麺鬼ひも川。その名の通り、鬼のようにチョー幅が広いうどんです。
名前に鬼が付きますが、なめらかなで絹のような食感は「姫」のよう。
「ここは、次の仏教人生大学講座前のランチにとっておきましょう」と母。

ということで反対側、マガジンハウス側ブロックに渡りますと「パリのワイン食堂」が。
本格的にカジュアルなフレンチ。肩の凝らない味と雰囲気。
ここのパテカン(パテ・ド・カンパーニュ)、ボリューミーで大好き!
でも、夜の開店前でまだ入れません・・・どうしよう!

開店を待つ間に、道を隔てた向かい側の「柏屋菓子店」に。
母はここのファン。
餡はあっさり手作りならではの味わい。
私、実は和菓子があまり得意でないのですが、こちらの和菓子はOKで時々頂きます。

こうして、仏教講座後のディナータイムを母と満喫したのでした。
ワイン片手に、覚えたての「二河白道」を語りまして、ふふ、親子の会話がグレードアップ。
もっと仏教勉強しようかな。

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11.アーチストの作品

11.アーチストの作品 in 大手町

脳トレな仏教人生大学講座に参加した際、講師の住職との個人的な会話・・・
「母と船橋昭和浄苑を見学に行ったんですよ。浄縁墓の永遠を感じさせる美しさに感激しました」
「おぉ、そのように感じて下さったとは(合掌)! 同じ先生(彫石アーチスト)の作品が大手町で観られますよ。」
と大変喜ばれ、作品所在ポイント2か所を教えてくれました。


證大寺の住職。気さくな方でした。)

大手町なら、仕事で出没するエリア。
そして翌週チャンス到来!
仕事関係者との打ち合わせを「1つ目の作品ポイント」に指定して行って参りました。
そこは、パレスホテル東京

まずは、ホテル入口外側。ただの石壁ではありません、作品です。

今まで知らずに見て来ていましたが、なるほど・・・。
あの浄縁墓を想起。石肌や色、組合せ方とか。

そして、ロビーラウンジを外から囲む、石の作品群。
環境融合美、調和の美、とでも言ったらよいのでしょうか、お堀と共に昔から在ったよう・・・。


もっと上手に撮れたらよかったのですが悪しからず・・・。
是非、実物を見に行かれることをオススメします!

2つめの浄縁墓アーチスト先生の作品ポイントは次の記事で!

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12.続・アーチストの作品

12.続・アーチストの作品

前回に続いて、船橋昭和浄苑・浄縁墓の彫石アーチスト作品のポイントめぐりです。
パレスホテル東京から少し行きましたところに、三井住友銀行本店ビルディングがあります。
その1Fロビーにありました、みごとな石のアートが!


私には、波間に漕ぎ出でた2艘の船に見えます。
壁面の石が遠洋、石の波頭に浮く石の船・・・

その果てしなく広い海洋、壮大なイメージに、同アーチストの手掛けた「浄縁墓」との共通項を感じました。
1000年の永遠に・・・。

こうして、大手町で2か所巡りました。

日本を代表する最高級ホテルと大銀行のオブジェを手掛けた、偉大な石のアーチスト。
作品から、哲学を感じました。
そのアーチストが手掛けた「浄縁墓」。
深い哲学が込められているに違いありません。
そこに永代に供養される価値の大きさ。

父の永代供養墓選択において、あらためて母と捉えるべき点だと感じました。

證大寺ご住職、ご紹介に感謝です!