スタートまでのストーリー
2.亡き父のお墓考

2.亡き父のお墓考

亡くなった父は山陰地方の出身で次男でした。大学から上京、そして東京で就職。
転勤数回、それに伴い引っ越し暮らしがありました。父母&ひとり娘の3人家族。

父は、遠い本家のお墓に入るつもりはなく、住み着いた船橋でと考えていました。
古いお墓で面倒な事があり、父の兄と共に大変な思いをしたことも、お墓への考え方に影響していました。

「俺のお墓で、後の人間に苦労はさせたくない。のちのち負担の無い墓がいい。」
「誰もお参りに来なくなることを想定して、ほっといても大丈夫な墓に入ろう。」
「最近は何でも進化している時代だ。もっと具合のいい墓が出てくるぞ!」
と、腕まくりをしていた矢先に逝ってしまったのでした。

加えて、わがままな母の条件があります。
「膝が痛いから、階段とか多い所はイヤよ。」
「ただお参りに行くだけなんて、もったいない。『何かいいコト』ある霊園ってないかしら?」

船橋は霊園がたくさんあるとは言え、ハードル高そう・・・大丈夫でしょうか?

コメントは受け付けていません。